お金と時間の有意義な無駄遣い

有意義と無駄は相反する言葉ですが、個人的に無駄であり世の中全体にとっては有意義であることは両立するのではないでしょうか

実践してもらいたい!amazonの賢く『ない』使い方

 近年ネット販売の増加により輸送量が増加しているようです。さらに注文してから、たった一時間で届く「Prime now」というサービスまで登場しました。まあ、この世の中はなんて便利になったことでしょうか。

 

 その代りに宅配してくれる業者の方々は大変かと思います。少しデータを見てみましょう。

 2003年には2,751万個/年でしたが、2013年には3,637万個/年と徐々に増加していて、業界規模としては7兆5,424億円まで増加しているそうです。

 その一方で、売り上げ高物流コスト比率は徐々に下がっており、1996年では6.58%もあったコスト比率は2011年の調査では4.90%まで下がっています。

 トラック運送のサービス価格指数(2005年を100とする)は1992年、1993年の107.1をピークに徐々に下がり2005年には100まで落ち込み続け、その先はそれほど上がっていません。にもかかわらず輸送に必要な燃料は原油の価格が落ち込みはしましたが、それほど値段には転嫁されていません。

 つまり、安い単価で長い時間働かせられているということです。

 しかし、今後もamazonを使っていきたい。だからといって、消費者としては配送料がやたらと高くなるのは避けたいとも思うわがままぶりを発揮してしまいます。

 このままいけば業界が疲弊しきってせっかく根付き始めたネット販売に水を差すことになりかねません。

 そこで提案したいのがコンビニ受け取りです。

 家にいてもちょっと手が離せない、寝てしまっていたなどと不在通知を置いて行かれた方も多いかと思います。それが頻繁な家であれば中にはチャイムを鳴らさず不在通知だけ置いていくという配達人もいるそうです。

 ただ、一度来てもらってまた別の時間や翌日に来てもらうというのは配達をする人にとっても負担がかかります。少しでも負担を減らせば嫌な顔をしたヤマト運輸のおじさんの顔つきが和らぐのではないでしょうか。

 さらにもう一つ、みんながコンビニ受け取りになれば、それぞれ個別の家へ配達しに行かなくても済むというメリットもあります。

 

 私たち利用者にとっては来てもらった方が便利といえば便利ですがどちらにしてもコンビニは帰りがけに一つはあるものです。少しの手間で日本の将来が少しだけ良くなるのなら実践してみてはいかがでしょう(在宅の方や水などの重い荷物の場合は難しいですが……)。

 

 ただ、大きな問題として挙げるのならば、amazonのコンビニ受け取りが出来るファミマ、ローソンより、どちらかというと私はセブンイレブンの方が買い物に行く頻度が高いことくらいでしょうか。